2019年4月7日 光る満願寺展で西野亮廣が企んでいたこと

4月7日(日) ※4月9日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
シンプルに足が速いキングコング西野です。
(※添付画像参照)

さて。

自身過去最大規模の個展『チックタック 光る絵本と光る満願寺展』(4月28日~5月12日)が迫ってまいりました。

ポスターデザインもサロンメンバーならば、
映像作品として残す撮影スタッフもサロンメンバー。
ついでにいうと、ボランティアスタッフもサロンメンバーなので、今回の個展の主催は、
吉本興業』でもなく、
川西市』でもなく、
西野亮廣エンタメ研究所』となっております。

ボランティアスタッフの最大の特典は、イベント終了後の、人がいなくなった『光る満願寺』(総制作費4000万円)を独り占めできる点でしょうか。
滅多にない機会なので、是非、カメラにおさめてください。

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『チックタック 光る絵本と光る満願寺展』会議
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個展開催まで、あと3週間ですが、僕は呑み会で忙しい為、すべての会議には参加できません。

幸い、すべての個展スタッフがこのサロンに目を通しているので、個展の演出に関するあれやこれやをこの場でやりたいと思います。

 
【演出①】
 
今回、近所のゴルフ場さんが250台収容の駐車場を提供してくださいました。
個展会場までは徒歩2~3分です。
 
この駐車場から個展会場までの『夜道』がとても最高で、とくに都会で暮らしていると『闇』はアトラクションなので、この暗さは活かす方向で進めてください。

「誘導灯を持った案内スタッフを道中に立たせる」というアイデアが出るかもしれませんが、「会場はあっちかな?」と、お客さんになるべく頭を使わせた方がお客さんの記憶に残るので(カーナビを使っていると道が覚えられない理論)、道案内は、道路脇に導線となる竹灯籠を置くぐらい(少し乱暴)でいいと思います。

今回は「夜の寺」「夜の森」が舞台なので、『不安』を完全に消しちゃダメです。
『不安』を随所に配置して、最初から最後まで「ヒヤヒヤドキドキする空間」作りを徹底してください。

一方で、怪我人が出てはいけないので、起こりうる事故のパターンを全て出して、全て潰して、
不安は消さずに、安全を確保してくださーい。
 
 
【演出②】
 
能勢電鉄さんが全ての駅に個展のポスターを貼ってくださることになりました。
あとは、電車の中吊り広告も。

いやはや、ありがたいかぎりです。

僕らが能勢電鉄さんにお返しできることは、個展期間中に「能勢電鉄の乗車率(売り上げ)を上げること」だと思います。
なので、250台の駐車場の案内は、駅のポスターおよび、中吊り広告には出しません。

ポスターによって、駐車場の案内が入っていたり、入っていなかったりしますが、そこには「能勢電鉄の乗車率を上げる」という意図があることをスタッフの皆様で共有しておいてくださーい。

 
【演出その③】
 
現時点でMBS毎日放送さんの密着カメラと、『ミヤネ屋』のカメラが入ることが決まっていて、番組放送後は混雑が予想されます。

お客さんの満足度を考えた時に、作品の前に「人だかり」ができてしまうのは、あまりよろしくありません。

そこで、混雑時は入場ゲートのレーンをあえて減らして、入場ゲートに渋滞を作って、“なかなか会場に入れない状況”を作って、中の満足度を上げようと思います。
イベントの満足度は“終盤の感情値”がカウントされるので、『不満』は前半に作っておいた方がいいと思いまーす。

【演出④】
 
夜の森なので「鈴虫」が鳴いていた方が雰囲気が出ると思うのですが、スピーカーから「鈴虫」の音を出してしまうと、どうしても人の手が加わっている感じが出てしまうので、「鈴虫」の音の発信源は常に移動していた方がいいと思います。

そこで、会場をウロウロしているボランティアスタッフさんのポケットに入っているスマホから「鈴虫」の音を出してチョ。

音源はコチラで用意します。
(※田村、Pよろ!)

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How would Nishino do it?
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とりあえず、今、思いついたことをパパッと書きました。
また何か思いついたら、追加します。

とは言え、僕が全てをコントロールすることは不可能なので、一人一人が考えて“お客様のために”動いていただけると嬉しいです。

昔、イベントの演出を叩き込んだ後輩の山口トンボ君にも同じことを言ったのですが、判断に迷った時は「西野ならどうする?」を基準に考えていただけると嬉しいです。

たぶん、うまくいくと思います(*^^*)

というわけで、僕はこれから呑んできます。
あとは、宜しくねー!!
現場からは以上でーす!

2019年4月6日 ジャングルクルーズ型のオンラインサロン について

4月6日(土) ※4月8日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
いつも御世話になっている美容室『NORA』のスタッフさんがフィリピンでお店を出されるみたいなので、「開店祝い」として、フィリピンまで髪を切りに行くことに決めたキングコング西野です。

さて。

いいかげん御存知かもしれませんが、僕は「挑戦」が好きです。
仕事が軌道にのれば、その仕事は、なるべく誰かにプレゼントして、また新しいことに手を出して、成功したり失敗したり……その冒険録をこうしてオンラインサロンで発信しています。

自分がこんな性格なもんですから、自分と同じように挑戦する人は、「行け行け!やれやれ!」と背中を押すようにしているのですが、そんな僕が珍しく「やめとけ」と止める場面があります。

たとえば、『素人の方が主催する1000人規模の講演会』などがそうです。
(※すでに1000人以上のコミュニティーを持たれている方は別です。企業の講演会などでは1万人規模の講演会などもあるので)

僕は、ときどきクラウドファンディングのリターンなどで「講演会を主催できる権利」を出しているのですが、権利を買われた方は“勇者モード”に突入してしまい「1000人動員する!」と吠えることが珍しくありません。

まもなく主催者さんの中で「1000人キャパの会場を埋める」が目的になってしまい、イベント当日まで、集客に追われます。
「大きいことをしたい」という気持ちは痛いほど分かりますが、イベントの主役は主催者さんではなくて、あくまで「お客さん」です。

大切なのは、来られたお客様全員を心から満足させることなのですが、1000人の集客に追われている主催者さんは、照明や音響のミリ単位の調整中まで気がまわりません。
結果、「運営スタッフ以外は満足度の低いイベント」になってしまいます。

自分のエゴで他人の時間をイタズラに奪ってしまっているこういったアクションを僕は「挑戦」とは呼ばず、「暴力」と呼んでいます。
僕は「挑戦」の後押しはしますが、「暴力」は反対です。

…と、ここまでの話は、これまで何度もしてきたので、知っている人は知っていると思います。

本題はここからです。

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ジャングルクルーズ
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今年の目標の一つに「オンラインサロンのプラットフォームを作ること」て、昨日、尾原和啓サンと、けんすうサン(https://alu.jp)に「オンラインサロンやってー」と声をかけました。
その後、西田二郎さんから「オンラインサロン、興味ある!」と連絡をいただき、「やってくださいよ」とナンパしてみました。

https://www.amazon.co.jp/…/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_js-PCbZF…

プラットフォームをブランド化することをゴールとしておりますので、もちろん闇雲にナンパしたわけではありません。

このお三方に声をかけた理由は、
お三方とも、『今ある知識を切り売りするオンラインサロン』を展開するタイプじゃなくて、『自分自身が現在進行形で挑戦を続けていて、その過程のジタバタぶりをサロンメンバーに共有してくれるオンラインサロン』を展開してくれるタイプだと思ったからです。

オンラインサロンは大きく分けると3種類あると思っています。

①知識や技術を切り売りする『ハウツー型』
②お客さんと一緒に作り上げていく『BBQ型』
③誰かの冒険を共有する『ジャングルクルーズ型』

この「ジャングルクルーズ型」というのは尾原さんの造語で、もちろんディズニーランドの『ジャングルクルーズ』からの引用なのですが、抜群のネーミングだと思います。

「冒険型」ではなく、「ジャングルクルーズ型」と命名したのには理由があって、そこに「お客さんの安全」が担保されているからです。

冒険(主人公の挑戦)の共有が楽しいのは間違いないのですが、マスを狙うには『ワンピース』しかり、『ドラゴンクエスト』しかり、“お客さんの身の安全が約束されていること”が条件です。

素人の方が主催する1000人規模の講演会というのは『冒険型』で、そこには「お客さんの安全」が約束されておりません。

けんすうサンとのLINEは9割が無駄話なのですが、昨夜、珍しくイイコトをおっしゃっていて、「それだ!」となりました。
それがコチラ↓

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臨場感のある場所で「裏側」を見たい
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ジャングルクルーズ』は安全は担保されてるしコミットもそこまで求められないけど参加感のあるアトラクションです。
これこそが、今回、新しく作るオンラインサロンのプラットフォームのテーマですね。

尾原さんや、けんすうサンからは、『ジャングルクルーズ型』のオーナーしかいないプラットフォームだと言うことを前面に打ち出して、安全を担保してあげてはどうか?」と提案されて、即採用。

そして、まるで自分が思いついたかのように、我が物顔で、こうしてサロンに投稿しているのが西野です。恐ろしい男ですね、まったく。

というわけで、今回作るオンラインサロンのプラットフォームでは、『ジャングルクルーズ型』のオーナーが並んでいるようにデザインしたいと思います。

これって、何かに似てるなぁと思ったら、『少年ジャンプ』ですね。

現場からは以上でーす。

2019年4月5日 オンラインサロンのプラットフォーム運営についての方向性

4月5日(金) ※4月7日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
インパルス堤下君の謝罪会見の時の画像をLINEスタンプとして使っているキングコング西野です。

さて。

自分でオンラインサロンを作るだけでは飽きたらず、ついにはオンラインサロンのプラットフォームを作っちゃおうと思いまして、昨日、「手数料」の件で皆さんに相談させていただきました。
たくさんのご意見ありがとうございます。
メチャクソ参考になりました。

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手数料20%派の意見
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「手数料」を上げてしまうと、過度の期待が生まれてしまうようで、中でも「西野が宣伝してくれる」という考えは、少し危ういように感じました。

プラットフォームサイドがサロンオーナーの宣伝力に頼りっぱなしなのは問題だと思っていて、そこは今回クリアしたいなぁと思っているのですが、一方で、
オンラインサロン運営というのは本当に難しくて……とくに、「『集客』もできないヤツがサロンオーナーなんて絶対に無理! 」という強烈な現実があります。

そして、もう一点。

「西野が宣伝してくれる」というカードは、もう少し慎重に使った方がよくて、僕が何でもかんでも宣伝してしまったら、僕の信用が落ちて、僕の宣伝力が落ちて、皆が不幸になります。

西野が宣伝するラインを決めた方がいいんだろうなぁというのが率直な感想です。

新しく作るプラットフォームがやるのは「集客のお手伝い」であり、「集客」ではありません。
ここを明確にしておかないと、満足度が下がっちゃうだろうなぁと思います。

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手数料10%派の意見
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手数料10%派が断然多かったのですが(僕は多数決で物事を決めるようなことはしないので、安心してください)、その中で、「手数料10%にして、誰でも気軽に始められるとイイ」という御意見がありましたが、これはこれで危ういと思いました。

誰でも気軽に始められるようになった場合の、予想できる展開は以下のとおりです。

①誰でも気軽に始められる。
②ほとんどのサロンが集客に失敗する。
③質の悪いサロンが乱立する。
④プラットフォームの信用が落ちる。
⑤プラットフォーム自体にお客さんがつかない。
⑥結局、サロンオーナーが100%自力で集客をしなくちゃいけなくなる。

……「プラットフォームが集客のお手伝いをする」と言うのなら、プラットフォームにお客さんをつけておくことは絶対条件で、そこから考えた時に「誰でも気軽に始められる」は一見、皆に優しいようで、実際は、全員を不幸にしちゃうかもなぁと思いました。

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結論…
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無難な結論になりますが、まずは「手数料」を10%にして、「この人なら頑張れるだろう」というオーナーさんを数名選出してスタートさせるのがいいと思います。

大切なのは「あのプラットフォームで立ち上がっているサロンはどれも面白い」というブランディングで、そこは丁寧に進めていきたいですね。

あとは、サロンオーナー同士がお互いのサロンを宣伝し合える仕組みを作りたいと思っています。

イメージしているのはプラットフォームのトップに、各サロンオーナーの投稿が流れるタイムラインのようなものを作って、ユーザーがいろんなサロンを回遊するような仕組みを作れれば、と。

とにもかくにも2019年はオンラインサロンのプラットフォームを獲りにいきまーす。
また、御意見をお待ちしております。

現場からは以上でーす!

 

愛知県岡崎市で2019/6/6に開催される『キングコング西野亮廣講演会』で三河地方を盛り上げたい!
 

2019年4月4日 オンラインサロンの手数料について

4月4日(木) ※4月6日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
個人の銀行口座の残高を国民の皆様に公開しようと思ったら、本の印税か何かが入っていたせいで、そこそこ貯金があったので、この貯金を全額、株式会社にしのあきひろ(西野亮廣エンタメ研究所)にブチ込んで、西野亮廣エンタメ研究所から、サロンメンバーの事業に投資してやろうと思っている西野です。

さて。

ウチのスタッフ(田村P)のオンラインサロン『田村Pのココだけの話』の会員数が、開設初日で450人を突破したそうです。
すごいぜ田村P!

(※『田村Pのココだけの話』の入会はコチラ→https://salon.otogimachi.jp/…/EMGCMw7RgUtbyuTiE32sCHyhgEXuCL)

サロンの皆さんに隠し事をする理由が一つもないので、すべてお話ししますが、
僕のオンラインサロンも田村Pのオンラインサロンも、株式会社にしのあきひろ(『西野亮廣エンタメ研究所』の運営会社)で運営しております。

僕のオンラインサロンでいえば「売り上げの全額」、田村Pのオンラインサロンでいえば「手数料分」が、株式会社にしのあきひろに入り、株式会社にしのあきひろに入ったお金を全額エンタメにブチ込む流れになっております。
(※納税する分はキチンと残しております)

次に僕はスナック『Candy』のオンラインサロンを立ち上げて、その次(たぶん7月頃)に、『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーのオンラインサロンを立ち上げようと思っています。

つまるところ「オンラインサロンのプラットフォーム」を作っちゃうわけですが、ここで気になるのは、「手数料」ですよね?

今日は、この「手数料」を皆さんと話し合って決めたいなぁと思っているのですが…

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オンラインサロンの手数料、どうします?
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スタッフからは「入退会の手続きをウチがやるなら手数料は20%で、入会者の手続きを各サロンオーナーに任せるなら手数料は10%」と言われております。
サロンの運営には、それなりに運転費用がかかるので、たぶん、そこがギリのラインなのだと思います。

オンラインサロンのプラットフォームに持っていかれる「手数料」というのは、会員数が増えた時にバカにならない(=会員数が増えれば増えるほどプラットフォームへの恨みが大きくなる)ので、僕は、入退会の手続きは各サロンオーナーに任せて、手数料は『10%』にした方がいいんじゃないかなぁという考えです。

会員数が増えて、サロンオーナーが入退会の手続きをするのが大変になってきたら、自身のサロン内のメンバーにお給料をお支払いして、入退会の作業をやってもらった方が、
オーナーにとっても、そのサロンにとってもプラスになるんじゃないかと思います。
(※『西野亮廣エンタメ研究所』の入退会の作業はサロンメンバーにお給料をお支払いして、やってもらっています)

僕が「10%がイイと思う!」と言った後に、「いやいや」というのは難しいと思うのですが、皆が前に進む為の反対意見は大歓迎なので、是非是非皆さんの意見を聞かせてください。

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判断する際の参考として…
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「手数料」の中には、決済をしてくれるカード会社に支払う分も含まれているので、手数料が『10%』だとすると、その約7割が「株式会社にしのあきひろ」に入る(=『西野亮廣エンタメ研究所』発のエンタメにブチ込まれる)感じです。

たとえば、月額1000円×100人=月商10万円のサロンから『株式会社にしのあきひろ』に入るお金は、月に7000円ですね。
『株式会社にしのあきひろ』は、その7000円をサロンの管理費と、次のエンタメにブチ込みます。

きっと、『一緒に面白いことをする』をゴールにした時の考え方は…

①「もう少しだけ手数料をとって、『西野亮廣エンタメ研究所』が仕掛けるエンタメに使ってよ!」

②「手数料を安くしてもらえたら、自分のオンラインサロンをめいっぱい盛り上げられるから、そうなった時に、べつの形で協力する!」

の2通りなのかなぁと思っています。

皆さんの意見を聞かせてくださーい。
現場からは以上でーす!

https://nishino2019.thebase.in/

2019年4月3日 オンラインサロンのプラットフォームについて

4月3日(水) ※4月5日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
冒頭の挨拶で一言ネタみたいなのを挟まなきゃいけない雰囲気を作ってしまったせいで、結果的に、毎週火曜日に記事を投稿してくださっているアルの「けんすうサン」まで一言ネタを挟まなきゃいけない感じになっちゃっているオンラインサロンを運営しているキングコング西野です。

さて。

基本的に僕自身が「富の独り占め」みたいなのが苦手なのと、そもそも、プレイヤーとして毎日面白いことさえさせてくれたら、お金は要らないので(マジで!)、いただいた富やチャンスは、できるかぎり世の中に還元するようにしています。

なので、「既存のプラットフォームを利用するのはイヤ」みたいなのは、まったくなくて、可能なかぎりプラットフォーム側に使用料や、キングコング西野の広告力をお渡しするように努めているのですが、ときどき、プラットフォーム側が誤ってマウントを取りにきちゃうことがあって、その時は秒速で手を引くようにしています。

これは僕だけじゃなくて、ウチのスタッフ全員がそうで、「自由にやらせてくれるなら、いくらでも応援するけど、マウントをとられるのなら面倒臭いから、もう自分達で全部やっちゃおうよ」という判断をすぐにしちゃいます。

最近だと『チックタック 光る絵本と光る満願寺展』がそれで、川西市が面白いことを仕掛けて『川西ブランド』を確立した方が皆が幸せになると思ったので、制作費も全額コッチ持ちで、集客も全部コッチがやる上で、「『協力=川西市』をポスターに入れたいのですが……」と川西市に提案してみたところ、「予算の見積り書を提出してください」と言われ、「制作費5000万円。クラウドファンディングで5000万円集める」と書いて提出したところ、「こんなザックリとした見積書では話になりません!」と怒られて、「じゃあ、川西市は外しましょう」という決断をスタッフが勝手にやってました。

「コッチが全額出すのに、川西市がイベントの見積りを知る必要ってあります?」とスタッフがボヤいていたので、「どういうこと?」と話を訊いたら、「あ。川西市を応援しようと思ったのですが、やっぱり辞めたんです」と強烈な事後報告を受けました。
役所としては必要な手続きだったと思うのですが、「言い方」の問題でしょうね。

これはもうウチのDNAみたいなもので、決して治ることはありません。
今回は叶いませんでしたが、今後、べつの形で川西市を応援していけたらいいなぁと思っています。

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オンラインサロンのプラットフォーム
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ウチの「マウントをとってくるならやらない」の歴史は古く、身近な話題だと、『オンラインサロン』がそれにあたります。

3年前。
オンラインサロンを立ち上げる時に、売り上げを分配した方が皆が幸せになると思って、吉本興業に「一緒にオンラインサロンをやらない?」と話を持ちかけたのですが、まるで相手にされなくて、というか言葉が通じなくて(「オンラインサロン? 何それ? 美味しいの?」といった感じ)、「よく分からないので、一人でやってください」と断れてしまいました。

「ずいぶん勿体ないことをするなぁ」と思いつつも、今度はDMM(当時はシナプス)さんに話を持っていったところ、「西野さんがウチのサービスを利用するには、審査が必要です」と強烈なマウントをとられたので、0.1秒で縁を切りました。

 
そもそもオンラインサロンのシステムはそこまで複雑なものじゃなくて(だって、決済ページを作って、Facebookに流してるだけじゃん)、売り上げを吉本興業かDMMに入れたかったから話を持ちかけただけなのですが、先方が「要らない」と言うものですから、「もう自分達でシステムを作っちゃおう」となって、今日に至ります。

 
2018年は一年間かけて僕個人のサロンに力を入れたのですが、2019年は友人やスタッフを応援したいので、オンラインサロンのプラットフォームを作って、バンバン応援していこうと思います。
既存のオンラインサロンのプラットフォームは、宣伝力が圧倒的に弱いので(基本、サロンオーナーが自身のサロンを宣伝しているだけで、プラットフォーム自体がお客さんを呼び込めていない)、比較的簡単に飲み込めると思います。

 
手始めに田村Pのオンラインサロンを立ち上げて、次に、現在、Campfireさんでやらせてもらっているスナック『Candy』のオンラインサロンを完全にコチラに移行して、その次に『西野亮廣エンタメ研究所』のサロンメンバーのオンラインサロンを作ろうと思います。

手数料は10%で、特典としては僕が宣伝します。
今朝スタートさせた田村Pのオンラインサロンの会員数は、すでに150人を突破。

(※入会は添付写真をクリックしてください)

オンラインサロン業界は2018年の夏前にバブルがはじけて、認知度や市場規模とは裏腹に、各サロンごとの盛り上がりは右肩下がりになっているので、ここからのオンライン市場に注目しておいてください。

盛り上げます。
現場からは以上でーす。

2019年4月2日 バーチャルについて

4月2日(火) 4月4日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
そういえば今月スタートする個展の現地スタッフさんの手配を1ミリもしていないことに、ついに気がついてしまったキングコング西野です。
今日もピンチです。

さて。

うっかりカリスマになってしまった私ですが、やはり一挙手一投足に注目が集まり、インタビュー等では「次は何を仕掛けるのですか?」という質問がココ最近のお決まりとなっておるのですが、そこで僕が本当にやろうとしていることを話すと世間では「ヤバイ奴」「危険な思想を持ってるヤツ」となってしまうので、僕が本当にやりたいことは、その場ではあまり語っていません。

ですが、オンラインサロンメンバーの皆様であれば面白がってくれそうですし、たとえドン引きされても被害が少なそうなので、お話しします。

結論から言っちゃうと、僕が次にやりたいのは『不老不死』です。
フリーザとかピッコロ大魔王とかが追い求めていたアレです。

彼らの時代はドラゴンボール(神龍)に頼るしかなかったわけですが、ありがたいことにテクノロジーが進化した現代では『不老不死』は実現可能です。

と言っても、そりゃ、肉体は死んじゃうんですけども、僕が残したいのは「西野亮廣」という“キャラクター”ですね。

今、バーチャルモデル(=現実世界には実在しないモデル)が一部で話題になってますが(※下に写真を添付しています)、先日、そのバーチャルモデルを制作している会社の見学に行かせていただきまして、「バーチャル西野」の制作の話をさせていただきました。

これまでバーチャルヒューマンは、実際の人間に寄せれば寄せるほど気味が悪くなる「不気味の谷」というものが存在したのですが、今の技術では、もうとっくに「不気味の谷」を越えて、もはや実在する人間との区別はつきません。

バーチャルヒューマンは、今はまだ「静止画」だけですが、「動画」に対応できるのは時間の問題なので、とっとと「バーチャル西野」を作って、梶原君と相談して、生身の西野は表舞台から姿を消そうと思います。
(※もしかしたら、なんばグランド花月とオンラインサロンの交流会ぐらいには参加するかもです。)

ミッキーマウスやキティーちゃんがズルイのは100年でも200年でも生きられるので、功績が永遠に蓄積され続けていくことで、「寿命(制限時間)」が存在する人間との差はひらく一方です。

やっぱりミッキーマウスやキティーちゃんに負けるのは、どう考えたって悔しいので、40歳ぐらいで「西野亮廣」の寿命を止めてしまって、定期的に「40歳の西野亮廣」の新作がリリースされる仕組みだけ作って、生身の西野は裏でヒッソリと死んでいきます。
お葬式をやってしまうと世界観がブレるので、お葬式もやらないです。

精子バンクにも登録しようと思っていて、50年後に西野亮廣の子供が生まれたらいいなぁとか思っています。

空海』とかがスゴイのは、彼は「今も生きている」という設定になっていて、空海に朝御飯を運ぶイベントが観光資源になっていたりしています。
「生きている」という設定で、没後、1000年以上も仕事を作っている(誰かの生活を支えている)わけですね。

100年後の西野亮廣が作る作品は、当然、生身の西野亮廣が作った作品ではなく、“誰かがバーチャル西野を通して発信した作品”で、西野亮廣というキャラクターを残すことで、100年の誰かを助けることができるのは本望です。

2020年公開の映画『えんとつ町のプペル』が終わったら、そろそろ自分を作品(キャラクター)にしようかなぁと思っております。

初音ミクとか、キズナアイとか、ゼロから生まれたキャラクターは地球上に山ほど存在しますが、途中で寿命を止めてキャラクターになった人間は地球が始まって、これまで一人もいないので、そのポジションを取りにいきます。

現場からは以上でーす。

【追伸】

オンラインサロンの入会リンクを貼って、感想を呟いてくれると西野が激しく喜びます。
https://salon.otogimachi.jp

2019年4月1日 ホームレス小谷というアート作品

4月1日(月) ※4月3日以降は『いいね』を押さないでください。
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こんにちは。
「西野の最高傑作は『えんとつ町のプペル』ではなくて、『ホームレス小谷』だ」と言われたので、ただちにホームレス小谷を抹殺したいキングコング西野です。

さて。

今日は「ホームレスに価値を付けて、経済を回す」という話です(何それ?)。

本人の人権を大胆に無視して、僕が「ホームレス小谷」というアート作品で伝えたいメッセージは「ありゃ?『お金』って何だっけ?『豊か』って何だっけ?」です。

ホームレス小谷を使って、「今はクラウドファンディングやオンラインサロンといった『自分の信用を換金できる装置』があるから、信用さえ持っていれば、お金は要らないんじゃね? 『豊かさ』は信用量じゃね?」という人体実験をしているわけですね。

人体実験をするなんて、西野というのは血も涙もないヒドイ男ですね。

この度、ホームレス小谷のアート的な価値を上げるべく、ニューヨークで『ホームレス小谷展』を開催する運びとなったわけですが、展示(販売)する作品は何を隠そう「小谷の写真」です。

この「ホームレスの写真」に価値を付けてやろうと思いまして、その気になればいくらでも複製できる「写真」というものにエディション(限定1点)を付けて、一点10万円で販売して、自分で買ってみました。
(※写真の売り上げは個展の開催費で、もし余ったら孤児院に寄付)

たて続けに、もう一点も10万円で買ってみたところ、ホームレス小谷の写真の相場が「1作品=10万円」となり、その後、べつの人が小谷の写真を10万円で買いはじめ、ここに価値が発生したわけですね。

あとは、今回買われた作品が誰かに高値で売られて、「小谷の写真は高値で売れる」という認識が広がれば、「ホームレスが自分の写真を売って、孤児院の子供達を助ける」というスットンキョウな流れができるので面白いと思います。

ゆくゆくは「ホームレス小谷」の本体を販売して、アート作品として売り買いされれば面白いなぁと思っています。#人権無視

小谷自体はたくさんのお金を生んでいるのに、それを全額再分配して、たくさんの人を助けて、それでいてホームレスが毎日ゲラゲラ笑っていたら、いよいよ僕らは「お金って何だっけ?豊かって何だっけ?」を考えさせられるのではないでしょうか。

僕の中では、デザインは「問題解決」で、アートは「問題提起」という整理になっておりまして、ホームレス小谷の存在というのはアートですね。

そういう目線で小谷を見ていると味わい深いですし、ニューヨーク個展以降は少し面白いことになってくると思います。
ちょっと注目して見ておいてください。

現場からは以上でーす。