2019年4月3日 オンラインサロンのプラットフォームについて

4月3日(水) ※4月5日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
冒頭の挨拶で一言ネタみたいなのを挟まなきゃいけない雰囲気を作ってしまったせいで、結果的に、毎週火曜日に記事を投稿してくださっているアルの「けんすうサン」まで一言ネタを挟まなきゃいけない感じになっちゃっているオンラインサロンを運営しているキングコング西野です。

さて。

基本的に僕自身が「富の独り占め」みたいなのが苦手なのと、そもそも、プレイヤーとして毎日面白いことさえさせてくれたら、お金は要らないので(マジで!)、いただいた富やチャンスは、できるかぎり世の中に還元するようにしています。

なので、「既存のプラットフォームを利用するのはイヤ」みたいなのは、まったくなくて、可能なかぎりプラットフォーム側に使用料や、キングコング西野の広告力をお渡しするように努めているのですが、ときどき、プラットフォーム側が誤ってマウントを取りにきちゃうことがあって、その時は秒速で手を引くようにしています。

これは僕だけじゃなくて、ウチのスタッフ全員がそうで、「自由にやらせてくれるなら、いくらでも応援するけど、マウントをとられるのなら面倒臭いから、もう自分達で全部やっちゃおうよ」という判断をすぐにしちゃいます。

最近だと『チックタック 光る絵本と光る満願寺展』がそれで、川西市が面白いことを仕掛けて『川西ブランド』を確立した方が皆が幸せになると思ったので、制作費も全額コッチ持ちで、集客も全部コッチがやる上で、「『協力=川西市』をポスターに入れたいのですが……」と川西市に提案してみたところ、「予算の見積り書を提出してください」と言われ、「制作費5000万円。クラウドファンディングで5000万円集める」と書いて提出したところ、「こんなザックリとした見積書では話になりません!」と怒られて、「じゃあ、川西市は外しましょう」という決断をスタッフが勝手にやってました。

「コッチが全額出すのに、川西市がイベントの見積りを知る必要ってあります?」とスタッフがボヤいていたので、「どういうこと?」と話を訊いたら、「あ。川西市を応援しようと思ったのですが、やっぱり辞めたんです」と強烈な事後報告を受けました。
役所としては必要な手続きだったと思うのですが、「言い方」の問題でしょうね。

これはもうウチのDNAみたいなもので、決して治ることはありません。
今回は叶いませんでしたが、今後、べつの形で川西市を応援していけたらいいなぁと思っています。

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オンラインサロンのプラットフォーム
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ウチの「マウントをとってくるならやらない」の歴史は古く、身近な話題だと、『オンラインサロン』がそれにあたります。

3年前。
オンラインサロンを立ち上げる時に、売り上げを分配した方が皆が幸せになると思って、吉本興業に「一緒にオンラインサロンをやらない?」と話を持ちかけたのですが、まるで相手にされなくて、というか言葉が通じなくて(「オンラインサロン? 何それ? 美味しいの?」といった感じ)、「よく分からないので、一人でやってください」と断れてしまいました。

「ずいぶん勿体ないことをするなぁ」と思いつつも、今度はDMM(当時はシナプス)さんに話を持っていったところ、「西野さんがウチのサービスを利用するには、審査が必要です」と強烈なマウントをとられたので、0.1秒で縁を切りました。

 
そもそもオンラインサロンのシステムはそこまで複雑なものじゃなくて(だって、決済ページを作って、Facebookに流してるだけじゃん)、売り上げを吉本興業かDMMに入れたかったから話を持ちかけただけなのですが、先方が「要らない」と言うものですから、「もう自分達でシステムを作っちゃおう」となって、今日に至ります。

 
2018年は一年間かけて僕個人のサロンに力を入れたのですが、2019年は友人やスタッフを応援したいので、オンラインサロンのプラットフォームを作って、バンバン応援していこうと思います。
既存のオンラインサロンのプラットフォームは、宣伝力が圧倒的に弱いので(基本、サロンオーナーが自身のサロンを宣伝しているだけで、プラットフォーム自体がお客さんを呼び込めていない)、比較的簡単に飲み込めると思います。

 
手始めに田村Pのオンラインサロンを立ち上げて、次に、現在、Campfireさんでやらせてもらっているスナック『Candy』のオンラインサロンを完全にコチラに移行して、その次に『西野亮廣エンタメ研究所』のサロンメンバーのオンラインサロンを作ろうと思います。

手数料は10%で、特典としては僕が宣伝します。
今朝スタートさせた田村Pのオンラインサロンの会員数は、すでに150人を突破。

(※入会は添付写真をクリックしてください)

オンラインサロン業界は2018年の夏前にバブルがはじけて、認知度や市場規模とは裏腹に、各サロンごとの盛り上がりは右肩下がりになっているので、ここからのオンライン市場に注目しておいてください。

盛り上げます。
現場からは以上でーす。