2019年5月24日 日本人は大人しい人種?

5月24日(金) ※5月26日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
「朝起きたらスナック『Candy』にいる」という不思議体験を連日繰り返しているキングコング西野こと「ゴミ人間」です。

さて。

昨夜はアカデミー賞にノミネートされた『ダム・キーパー』の堤監督と、映画『えんとつ町のプペル』のアニメーション監督の廣田監督とお食事会がありました。

その席で堤監督がポロっと話された話が個人的にはとっても面白かったので、皆さんにも共有しておきたいと思います。

曰く、「アメリカの映画館に比べて、日本の映画館って、すごく静かなんですよね。リアクションが薄い」

たしかに、そのイメージはあります。
「今さらかよ」と思われるかもしれませんが、話はここからです。

「でも、アメリカの野球場に比べて、日本の野球場は、すごく賑やか。
日本では、皆、大声を張りあげて応援しています。
アメリカの球場ではありえない光景です。
アメリカの球場は、もっと静かです。
…つまり、“アメリカ人がうるさくて、日本人が静かで大人しい”というわけではなく、もう少し掘り下げると、『日本人は意思決定が苦手なだけで、“大人しい人達”ではない』というのが僕の見解です」

この話には、とても多くのヒントが含まれていると思いました。
たしかに振り替えってみると、Halloweenの時の渋谷スクランブル交差点や、阪神タイガースが優勝した時の道頓堀など、「騒いでもいい雰囲気」の時の日本人の騒ぎ方は「暴徒」とも呼べるほどに常軌を逸しています。
あそこだけを切り取ると、とても「大人しい人種」とは思えません。

 
お笑いライブでは必ず「前説」が入って、場を温めてから、スタートするんですね。
前説の役割はたくさんあるのですが、そのうちの一つに「声を出して笑ってもいい(恥ずかしくない)んだ」ということをお客さんに理解してもらうことで、つまるところ「リアクションのGOサイン」なわけですね。

そんなことは分かっているのですが、ただ自分の中のどこかで、「日本人は大人しいから前説は入念にせねば」という考えがあったように思います。
前説の意味や目的に若干のズレがあったわけですね。

「大人しくしなきゃいけない雰囲気になっているから、大人しいだけで、日本人が大人しいわけではない」という考えは、とても大きな“気づき”で、「映画『えんとつ町のプペル』を上映する時は、エンドロールが終わった時に真っ先に拍手をする『スタッフ』か『サクラ(お客さん)』を客席に一人いれておけば、お客さん全員が拍手をしてくれて、映画の満足度も上がるなぁ」と思いながら、堤監督のお話を聞いていました。

エンターテイメント(サービス業)は、こういった小さな“気づき”の積み重ねで、堤監督自身も昨夜のお食事会の間、ずーっとメモをとられていて、一晩で4ページほどめくっておられました。
勉強勉強でございます。

現場からは以上でーす。

【追伸】
最新刊『新・魔法のコンパス』が本日発売!
明後日は札幌の書店さんをまわります。

2019年5月23日 エンターテイメントに出資する

5月23日(木) ※5月25日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
500万円の詐欺に引っ掛かってしまったキングコング西野です。

さて。

「500万円を銀行に振り込んでください。大丈夫だよ。大丈夫だから」という、どう考えても“振り込め詐欺”としか思えない けんすうサン(https://alu.jp/)のLINEから始まった『株式会社アル』への出資の話は、始まり方こそ大糞(おおぐそ)なものの、「エンタメを一歩前に進めるオンラインサロンの売上で、エンタメの会社に出資する」というのは綺麗な流れだなぁと思っております。

「アルが成功すればするほど、サロンメンバーに還元される(サロンで使える予算が増える)ので、サロンメンバーはアルを応援する」という図式にはポジティブな要素しかないし、くわえて『株式会社の仕組み』や『ベンチャー企業の成長過程』を間近で学べることは『エンタメ研究所』のコンセプトとピッタリ。

この振り込め詐欺には巻き込まれた方が良さそうです。
(※株式会社アルからの発表は来週とかなので、それまではナイショだよ)

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エンターテイメントに出資する
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昨夜は品川庄司の品川さんと、オリラジの中田君と御飯に行きました。

品川さんは『映像』に、中田君は『カードゲーム開発』に、それぞれ本気で向き合っておられるのですが、お二人の熱量に触れれば触れるほど、その分野に自分が参入しようとは思えず、「競うのではなく、全力で応援して、お二人が勝てば勝つほど、自分達のチームに還元される図式になればいいなぁ」と思いました。

西野亮廣エンタメ研究所』から、株式会社アルへの出資したような図式ですね。

僕はエンターテイメントで世界を獲るのですが、僕の時間は有限で、『西野亮廣エンタメ研究所』の時間も有限です。
僕らがエッフェル塔の個展に時間を使っている裏で、面白い漫画アプリが、面白い映像作品が、面白いカードゲームがエンタメの総量を増やして、世界を面白くしてくれた方がいいので、エンタメ会社への『出資』や『業務提携』は積極的にやっていこうと思います。

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学生を支援する
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けんすうサンや、品川さんや、中田君といった「すでに影響力を持ったエンタメ人」を、なんらかの形で応援する一方で、「まだ世には出ていないチャレンジャー」も積極的に応援していこうと思います。

僕は今、キチンとお金をいただいて、会社のコンサルを年間70件ほどやらせてもらっているのですが、学生はとにかくお金がありません。

というわけで、『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバー限定のレンタルスペースを作って、月に1度ぐらいのペースで、そこに学生を集めて、無償でコンサルをします。

コンサルと言いつつ、僕も学生から学ばせていただきつつ、そこで本当に面白い起業があれば出資させていただきます。

レンタルスペース『Zip(ジップ)』は、あと10日ぐらいで完成します。
この場所から、また新しいエンタメが生まれますように。

現場からは以上でーす。

【明日発売!】
西野亮廣最新刊『新・魔法のコンパス』(713円)
https://www.amazon.co.jp/dp/4048964550/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_iSF5Cb055JYWW

2019年5月22日 人は『苦労』の“モト”をとろうとする

5月22日(水) ※5月24日以降は『いいね』を押さないでください。
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幻冬舎の「見城徹」というのは、「勝新太郎」や「石原裕次郎」や「立川談志」といった“奇行種”の枠に属する生物で、そもそも見城徹を僕らと同じ人間として扱い、品行方正を求めることが間違いなので、
その道徳を国民全員が理解する為に、見城徹は「ニホン ケンジョウ」や「イリオモテ ケンジョウ」に改名した方がいい(学名にした方がいい)と思っているキングコング西野です。

さて。

文章センスであろうが、デザインセンスであろうが、バッティングセンスであろうが、商売センスであろうが……『センス』というものはどこで違い(差)が出るのか、その大元を辿っていくと、まず間違いなく『時間の使い方』に辿り着きます。

「1日24時間をどう時間割りするか?」「どの努力に、どれぐらいの時間を割くか?」という部分ですね。

ここを考えずに、朝から晩まで闇雲に素振り練習をしているバッターはプロにはなれません。
プロで活躍する為には、「筋肉の構造」や「栄養(エネルギー)」の勉強も必要なわけですね。

僕はエンターテイメントで世界を獲ることをゴールにしています。
『世界一のエンターテイメント』をゴールした場合、「大喜利ライブを繰り返して、大喜利の筋肉を鍛える」ということに時間を費やしてしまうのは、ゴールに対する時間の使い方は大きく間違っています。
(※大喜利ライブをしている芸人さんを否定しているわけではなく、目的と時間配分の話です)

「世界一のエンターテイメントを目指すキングコング西野亮廣が何に時間を使うべきか?」というのは常々考えていて、その中で、少し面白いことに気がついたので、今日は、その話をしようと思います。

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人は『苦労』の“モト”をとろうとする
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僕は自分でサイン本の販売サイトを作って、毎日(本当に毎日!)サイン本を作って、レターパックに梱包して、郵便ポストに投函しています。

http://nishino.thebase.in/items/7944762

そのことを、オンラインサロンやブログに書くと、お客さんから「わざわざ郵便ポストに投函しに行かなくても、ある程度の量がある時は、郵便屋さんがレターパックの集荷に来てくれますよ」と教えていただけます。

たしかにそうで(まぁ、NGを出される時もあるのですが)、「赤色の少し値段が高いレターパック」が混じっている時は、確実に集荷に来てくださいます。

そのことを知ってから、50個に一個は「赤色の少し高いレターパック」を混ぜて、郵便屋さんに集荷に来てもらうようにして、一時期、僕が郵便ポストに投函することは無くなり、少し『苦労』が減ったのですが、ところが『苦労』が減ると、「なんとしてでも作品を届けたい!」という熱が下がっちゃったんです。

「これはどういうことだろう?」と思って、再び郵便ポストの投函をスタートさせると、そりゃあもう何千~何万冊のサイン本を50冊ずつポストに投函していく作業というのはメチャクチャ大変で、「畜生!ここまで大変な思いをしているんだから、絶対に報われてやる!」と、再び『届けたい熱』が上がってきたんです。

どうやら人は「苦労した分のモト」をとろうとするらしく、(※おそらく幻冬舎の箕輪さんや、『メモの魔力』を届ける為に全国行脚をしたSHOWROOMの前田さんもコレと同じ理屈で)、苦労(ドブ板営業)をすればするほど「なんとしてでも届けたい!」という熱が上がり、もっと頑張る自分が出てくるわけですね。

そのことが分かってから、郵便屋さんに集荷に来てもらうことを辞め、「数冊ずつ郵便ポストに投函し続ける」という地獄的な面倒な作業に戻しました。

昨日も夜中の1時~3時まで家から郵便ポストを行ったり来たりしましたよ。

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「時間の使い方」の話に戻します
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つまるところ、無駄な時間を徹底的に省いて、「なんでもかんでも最適化すればいい」というわけではなくて、“最適化したことによる心理的なメリットとデメリットを考慮した上で”、自分の時間を設計した方がいいと思います。

最近、僕が学んだことでした。
現場からは以上でーす。

【5月26日の西野亮廣の出没情報】

13:30~ 紀伊國屋書店札幌本店
14:00~ 三省堂書店札幌店
14:30~ 札幌弘栄堂書店パセオ西店
15:00~ MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店
15:45~ コーチャンフォーミュンヘン大橋

西野亮廣の書籍をお買い上げいただいた方にはサインを入れさせていただきますので、気軽にお声がけください。
・当日の状況次第で、時間が多少前後する可能性があります
・一般のお客さんへのご配慮をお願いします
 
 
西野亮廣最新刊『新・魔法のコンパス』
https://www.amazon.co.jp/dp/4048964550/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_uHj5Cb0G1VZY5

2019年5月3日 完成まで何百年かかる作品の作り方

5月3日(金) ※5月5日以降は『いいね』を押さないでください。
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本日は、長崎にいるのですが、これから羽田に飛んで、新幹線で静岡に移動して、夕方には姫路に移動して、夜は大阪に行くという糞スケジュールを組んだマネージャーの須藤君を爆破しようとしているキングコング西野です。

さて。

今日は「タメになる話」ではなくて、『えんとつ町のプペル美術館』建設の裏で密かに進めている『チックタックの時計台』建設の構想をば。

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時計台を作ろう!
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えんとつ町のプペル美術館』の建設準備をエッチラオッチラ進めていたある日、「この土地を使って、何かできませんかね?」と、『えんとつ町のプペル美術館』から車で10分ほどの土地を提供してもらえることになりました。
東京ドームぐらいの広さです。

また「ウン億円」とかかる事業です。

どうせウン億円をかけるなら、儲けを無視して、「誰もやらないようなデタラメなこと」をやった方が面白いので、僕はそっちを選びます。

というわけで、絵本『チックタック ~約束の時計台~』に出てくる時計台をランドマークにした宿泊&グランピング施設を作ることにしました。

あの時計台を実際に作っちゃうわけです。

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どうやって作るの?
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そもそも全員が時計(スマホ)を持っている現代に「時計台」なんぞ必要ありません。
さらには、今回作ろうとしている時計台の時計の針は「11時59分」で止めるつもりです。

つまり、時計台としての機能は何一つ果たしていないのです。
ただの「巨大な作品」です。
太陽の塔』のノリですね。

んでもって、せっかく作るなら、今さら岡本太郎(太陽の塔)のスケールに負けるわけにはいかないので、「ウン百年かけて完成する作品」にしようと考えています。

なんだか話が大きくなってきましたね。

作品完成までにウン百年をかける方法は、以下の二つ。

===
▼『サグラ・ダ・ファミリア』のように、完成までにウン百年かかる設計図を描いてしまって、後世の人達に作り継いでもらう。

▼作品に生命を宿して、作品の成長を作品に委ねる。
===

面白そうなので、今回は②を選ぶことにしました。
完成までの工程はいたってシンプルです。 

①チックタックの時計台と同じ形になるように、鉄骨を網目状に組む。

②網目状に組み上げた鉄骨に、数百~数千本の木の蔓を絡める。

③木が成長するのを待つ。

こんな感じです。
完成したら、大きな大きな一本の木のように見えますが、実際は数百~数千本の木の集合体というわけですね。

たまたま僕の地元の同級生に、国内外で活躍するプラントハンターの西畑清順君がいて、先日、清順君に技術的に可能かどうかを訊いてみたところ、「余裕でいける」との返事をいただいたのでGOです。

鉄骨を組み上げるまでは数年でいけますが、そこに木を絡めて、絡めた木が成長し、鉄骨を覆い尽くすまでには、数十年~数百年かかります。

つまり僕らは『チックタックの時計台』の「成長」は見れるけれど、「完成」は見れません。
しかし、まぁ、自分が手掛ける作品の中で一つぐらいは数百年の制作期間がかかるものがあってもいいし、未来の人達に「数百年前にこんなバカなものを作ろうとしたバカがいたんだ」とニヤニヤしていただけたら結構です。

制作費のことはこれから考えます(*^^*)

今日は「今、なんとなく、こんなことを考えてるよー」という御報告でした。

現場からは以上でーす。

 

 

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2019年5月20日 「ヒット作」をとるか、「作家の物語」をとるか?

5月20日(月) ※5月22日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
歴史上の人物で一番好きなのは織田信長で、好きな理由が「カッコイイから」であるキングコング西野です。

さて。

いよいよ今週、文庫本『新・魔法のコンパス』が出ます。

Amazon】『新・魔法のコンパス』(713円)
https://www.amazon.co.jp/dp/4048964550/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_ueE4CbTSS7VXV

『文庫本』といっても、昔出した本の「小っちゃい版」というわけではなく、最初から最後まで全部書き直したので、言ってみりゃ『新刊』です。
対象年齢を「小学生高学年以上」とした、1時間半ぐらいで読める「お金と広告の本」です。

芸人や絵本作家や酔っ払い活動の傍ら、今作を含めて、これまで4作品ほど「ビジネス書」と言われるようなものを書いていまして…

『革命のファンファーレ』(17万部)
『新世界』(13.5万部)
『バカとつき合うな』(20万部)
『新・魔法のコンパス』(20万部)

といった調子で、よくよく考えてみたらメチャクチャ売れっ子のビジネス書作家をやらせてもらっています。

出版社さんからすると「ドル箱作家」という扱いになるそうで、僕がビジネス書を出すことを決めたら結構喜んでもらえるのですが(いやはや、ホントに恐縮です…)、ビジネス書の執筆活動は今回を最後に一旦お休みしたいと思っています。

僕の頭の中に常にあるのは『西野亮廣エンタメ研究所』のことで、ここのサロンが大きくなればなるほど、サロンメンバーの皆様に提供できるエンタメの規模が大きくなるので、正直な話をすると、『西野亮廣エンタメ研究所』の入会者の導線となっている「ビジネス書」を手放すのは少し痛手です。

ですが、考えていることがあります。

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「ヒット作」をとるか、「作家の物語」をとるか?
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オンラインサロンのオーナーがサロンメンバーに売らなければいけないのは(見せなければならない姿は)、『サロンオーナーの漫画のような物語(人生)』で、勝ち馬に乗るサロンオーナーなんて応援する気にはなれません。

ビジネス書を出して、ヒットさせて、その本の巻末にオンラインサロンの案内の一つでも書いておけば、入会者は増えるかもしれませんが、すでに入会しているサロンメンバーからすると退屈で、つまるところ、これは「『ヒット作(新規入会者)』をとるか、『作家の物語(サロンメンバーの満足度)』をとるか?」という天秤です。

イケイケGOGOな西野亮廣ではございますが、僕が選ぶのは後者で、この場面では「オフェンス」よりも「ディフェンス」を選んだ方が、強いチームに繋がるだろうなぁと判断しました。

伝記の作り話だとは思いますが、ハチャメチャでお馴染みの幼少期の織田信長が、河原の「石合戦」で、皆が石を投げ合う中、一人、怪我人の救護(ディフェンス)にあたっているシーンを見て、子供の頃に衝撃を受けて、「コイツ、ハチャメチャだけど、メチャクチャ繊細じゃん!」と興奮したことを今でも鮮明に覚えています。

あいつ、結構やりますね。

「ディフェンス」というのはネガティブな響きがありますが、「何もしない」というわけではなくて、「身内に矢印を向けたアクションを起こす」という話です。

今ココにいる2万5000人のサロンメンバーの気持ちを最優先するのであれば、僕がやらなきゃいけないことは、「勝ち馬に乗る」ことではなくて、「答えが見えない挑戦に賭ける」ことで、とりあえず10月24日から5日間「エッフェル塔」をジャックして個展をしますし、今日からは、美術館の館内をウロウロするお手伝いロボット『キャンディ』の開発をスタートさせます。

ビジネス作家を一旦引退して、僕はロボット博士になります。
現場からは以上でーす。

【追伸】
とはいえ、『新・魔法のコンパス』は一生懸命書いたので、手にとって読んでください(*^^*)

西野亮廣最新刊『新・魔法のコンパス』(713円)
https://www.amazon.co.jp/dp/4048964550/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_9NE4CbNBAE27X

 

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2019年5月18日 世界に仕掛けていく為には『チーム』は必要だけれど、そのチームは『会社』でなくてはならない、というわけでもない

5月18日(土) ※5月20日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
クラウドファンディングのリターンの「サイン&シリアルナンバー入り」の絵本『チックタック』(2500冊)にサインを入れて、梱包した後、郵便ポストにブチ込む時に突き指をして、郵便ポストの前で“うなだれている”キングコング西野です。
圧倒的に健気です。

さて。

近々、応援フォームを出すのですが「学生インターン」を募集するということもあって(近々応募フォームを出しますね)、最近は、自分の活動と「会社の在り方」について、ずっと考えています(※嘘です。ほぼ酔っ払っています)。

西野亮廣の活動を大きく展開していく上で、会社の拡大化は必要か?」というテーマです。

今のところの僕の結論は、「世界に仕掛けていく為には『チーム』は必要だけれど、そのチームは『会社』でなくてはならない、というわけでもない」です。

この結論には「オンラインサロン」が大きく絡んでいます。

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「サロン内外注」という手段
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たとえば先日の個展『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』のPVはサロン内で映像クリエイターを募集し、サロンメンバーの上田雄太さん(https://letterpot.otogimachi.jp/m/select_notepaper?to_user_id=65347)のチームに“外注”しました。

こうして毎朝、僕の考えを共有しているので、「西野が求めているのはコレだよね?」という方向性のすり合わせはできていて、余計な寄り道をすることもなく、かなりスムーズに制作が進みました。
サロン外に外注すると、「はじめまして。キングコング西野亮廣と申します…」から始まるので、こうはいきません。

サロン内外注の良いところは、そういった「方向性のすり合わせができている」という点と、今回の個展のPVがサロンメンバーの上田さんの仕事ということを2万5000人のサロンメンバーが知るので、「僕も、私も、こんな映像を作って欲しい」と上田さんに仕事のオファーがいくところです。

https://youtu.be/eeaXf78c4JA

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会社だったら…
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『方向性のすり合わせ』を大切にするのなら、「自社で映像チームを抱える」という選択肢もあるのですが、これがやっかいなことに、僕の活動は多岐に渡り(今度はエッフェル塔だ!)、“映像を作っていない期間”もあります。

自社で映像チームを抱えていると、映像を作っていない間も映像チームにお給料(固定費)をお支払いすることになるわけですが、冷静に考えた時に、そのお金というのは作品の制作費にブチ込んで「圧倒的な作品」を作ってしまった方が、結果的に周りにいるスタッフさんや、その御家族の皆さんを食わしていけるのではないか? と西野は思うわけです。

たとえば、上田さんのことを考えた時に、僕が予算を一点集中して圧倒的な作品を作って、
作品を完成させた時に上田さんに声をかけて(ギャランティーをお支払して)、「これを撮ってください」とした方が、
素材(作品)が確かな分、上田さんが撮る映像に力が生まれて、それが上田さんの名刺となり、「あの西野の映像作品を作っている上田さん」となって、上田さんに仕事が集中して、結果的に、上田さんにとってプラスになるのではないか……という理屈です。

プロジェクトごとに集合と解散を繰り返して、「生きていない固定費」を削って、予算を作品制作に集中させた方が今のところは皆が幸せになるような気がして、『正社員2~3人の小さな会社で、2万5000人のオンラインサロンを運営して、そのサロン内に仕事を外注する』という今の形が結構お気に入りです。

今のところは、「西野亮廣の会社を大きくする」という考えが僕には無いという結論です。
皆さんは、どうお考えですか?

現場からは以上でーす。

 

 

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